2016年11月27日日曜日

短答式試験対策法 (当日気を付ける16の試験対策)

短答式試験攻略法 (直前期の10の対策と短答式の特徴)で直前期の過ごし方についてはお伝えしました。続いて当日朝起きてから試験が終わるまでの間に気を付けるべきことを列挙させて頂きます。

試験会場に到着するまで

1 会場には十分に余裕を持って到着する

「十分に」の解釈に個人差があるかもしれませんが、私は試験開始の3時間前には会場に到着しておきました。時間があると、以下の通り多くの利点があります。なので会場には早めに乗り込みましょう。
  • 交通機関がマヒしてもゆとりを持って対応出来る
  • 会場に着くまでに疲れた体を休められる (日曜日には通勤ラッシュはないでしょうが・・・)
  • 直前に勉強できる
  • 会場付近のコンビニが売り切れになっていない
  • 忘れ物をしていても調達の手段がある
  • 会場でトイレに行く時間が十分にある

2 昼食を確保する

近くのコンビニで仕入れるつもりかも知れませんが、資格試験の時は会場近くのコンビニは売り切れになることが多いです。なので、朝一で買うことをオススメします。 腹が減っては戦は出来ぬ、と言いますもんね。その際、以下の様な食べ物がいいと思います。
  • 腐らないもの
  • 午前中の試験の出来が万一悪くても喉を通りそうなもの
と言うことは、別の記事に書きますが、模試を受ける時の昼食も本番を意識してこの様な食事にすべきです。

3 会場についたら所持品を確認する

折角朝早く会場に着いた訳ですから、忘れ物がないかの最終確認をして下さい。まだ間に合います。
最近は携帯電話が時計代わりになるので、時計も忘れがちです。

4 電卓を忘れていても焦らない。

短答式試験は企業法、管理会計論、昼休み、監査論、財務会計論の順ですが、管理会計論程度の計算なら電卓無くてもなんとかなります。昼休みに電卓入手しておけば問題ありません。電卓を忘れた場合に問題なのはメンタルに影響が出て集中できないことです。なので、電卓を忘れていても冷静に対応しましょう。
実際、私は公認会計士試験の計算よりもはるかにややこしい対数の計算もある理系のエネルギー管理士という資格受験時、電卓を持参するのを忘れてしまいましたが、問題なく受かっています。電卓無くても焦らないで下さい。

試験時間中の過ごし方

5 集中する

当たり前のことですが、この当たり前のことが出来ていない人が多いです。
隣の受験生のボールペンの音がうるさいとか、机がガタガタしていて集中できないとか、下らないことで文句を言う人が多いですが、それは集中していない証拠です。本当に集中していれば、試験会場が暑いか寒いかも試験が終わるまで気付かないはずです。

6 時間配分を意識する。

時間が足りない科目もありますが、出来る限り多くの問題を解ける様に時間配分に気を付けましょう。

7 動じず、冷静に、諦めない

訳の分からない問題が出るかも知れませんが、最後の一秒まで出来ることがあるはずです。頑張りましょう。あなたにとって訳の分からない問題は、隣の受験生にとっても訳の分からない問題です。

休み時間の過ごし方

8 群れない

試験会場で知り合いを見かけると嬉しくなって話し掛けてしまうかもしれません。挨拶位なら問題ありませんが、それ以上話しても良いことは何もありません。
  • 休み時間が減る
  • 友人の出来が気になる
友人の出来が良くても悪くても、あなたの合格可能性には何一つ影響しません。友達の出来を確認して落ち着きたいのかも知れませんが、落ちる時は二人とも落ちるでしょうし、合格する時は二人とも合格するでしょう。話すだけはっきり言って時間の無駄です。

9 飲み過ぎない

10 トイレには小まめに行く。

試験時間中にトイレに行くことのデメリットは大きいです。
  • トイレを我慢しようとして集中力に影響が出る
  • 試験時間が減る
  • トイレに行ってしまった後悔でメンタルに影響が出る
なので、休み時間には小まめにトイレに行きましょう。また、飲みすぎにも注意が必要です。
ただ、そう偉そうに言っている私は論文式の租税法で人生で初めて試験中にトイレに行きました。
それでも49位で受かるので万一トイレが我慢出来なくても気にしないで大丈夫ですよ。

11 休み時間に自己採点しない。

12 終わった科目の出来を気にしない

私の場合、管理会計論が得意科目でしたが、短答式午前中の管理会計論が終わった時点で40%取れなかったという感触で、ちょっとだけ血の気が引きかけました。それでも65%取っています。
一方で、企業法は90%位取ったと思いましたが、実際は70%でした。
つまり、試験会場での感触なんてアテにならないということです。自己採点したりするのは精神衛生上も悪影響ありますし、試験直前の貴重な時間を無駄にするという点でももったいないです。

13 隣の人同士がしている答え合わせは内心馬鹿にしておく

正解を知らない人同士が答え合わせをしても時間の無駄です。そんなことをやって時間を無駄にしている人がいることに感謝しましょう。その人達の答えとあなたの答えが違ったら、差を付けることが出来たと思って喜びましょう。
私が短答式を受けた時、斜め後ろに座ってた知らない人が「簡単だったよな!マークミスだけが怖いわあ♪」と友達と雑談していましたが、彼らの受験番号は合格番号一覧にありませんでした。ノリノリだった彼らがかわいそうですが、これが現実です。

試験終了後の過ごし方

14 帰路に自己採点しない

予備校が試験会場前で解答速報を配っています。ついつい受け取って自己採点してしまいますが、自己採点はしても良いことは何もありません。自己採点結果が悪かったからと言って、大学入試のセンター試験の様に東大を諦めて京大を選ぶ、という訳には行かないのです。あなたには来年8月の論文式試験しかないのです。どうせ来年の8月には論文式試験を受けることは変わらないのです。
万一短答式を来年の5月に再度受けることになるとしても、暗記科目は直前まで勉強しない訳ですから、当面の勉強は論文式対策になるという事実は変わらないのです。
それなのに自己採点してしまい、点が万一ボーダーライン上だと、結果が気になって色んなことが手に付かなくなります。百害あって一利無しなので、自己採点は止めましょう。え?間違えた問題を見直したい?心配しないで下さい。そんなこと出来る精神状態にはならないと思います。
・・・って私が言っても自己採点しちゃうとは思いますけどね。

全般的な注意事項

15 想定外の事態が起きても焦らない

万全の準備をしていても、想定外の事態が起きるかもしれません。寝坊するかもしれませんし、電車に荷物を忘れるかもしれません。でも焦らないで下さい。
私は中学受験をし名門と言われる中学に入りましたが、利き腕の右腕を当日骨折したけど左手で試験を受けてちゃんと合格している友人もいました。
その程度のことで動じない様にして下さい。

16 自信を持つ

最後に。しつこいですが、自信を持ちましょう。その自信は全ての源泉です。

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