2017年2月5日日曜日

会計用電卓での暦算(日付計算)の仕方

高いお金で会計用電卓を買うと、日付計算機能が付いていることがあります。そこで、「中学受験みたいな暦算やらないで済む♪」と喜んだはいいものの、実際の暦算の仕方が分からずたからの持ち腐れになっている人も多いと思います。そこで、今日は会計用電卓での暦算の仕方を解説します。
会計用電卓としてEL-G37を用います。
  • 日数を計算する方法  (例 2003年4月27日から2016年11月20日は何日か?)
  • 日付を求める方法  (例 2016年5月15日の1567日前は何日か?)
  • 片落としか両落としか

日付を計算する方法

(例 2003年4月27日から2016年11月20日は何日か?)

「日数/時間」を押す

左上の日数/時間ボタンを押しましょう。1回か2回押すと液晶上部に日数という表示が出ます。

「4」「日数/時間」「27」「~」を押す

「~」ボタンは「÷」の記号のボタンです

「11」「日数/時間」「20」を押す

「=」を押す

ここで出てきた207という数字は同じ年の4月27日から11月20日までの日数です。

「M+」を押す

紙があれば207を書き留めておけばいいですが、紙がない時はメモリー機能を使いましょう。

「2016」「-」「2003」を押す

2003年から2016年までの年数を求めます。13年ですが、2003年10月30日から2016年1月20日の様に満13年に満たない場合は12年として下さい。

「掛ける」「365」「=」を押す

年数を日数に換算します。

「M+」を押す

うるう日を数えて「M+」を押す

会計用電卓ではうるう年を含めた計算は直接は出来ないです。なので、うるう日分最後に調整します。

「RM」を押す

4956日(片落とし)という答えが出ます。
  

日付を求める方法

(例 2016年5月15日の1567日前は何日か?)

「1567」「-」「365」を押す

「=」を押す

以下答えが365より小さくなるまで「=」を押し続ける

まず1567を365で割った商と余りを求めます。割り算で求めてもいいのですが、上記のやり方をこの記事では紹介しました。「=」を押した回数が商で、 ディスプレイに表示されるのが余りです。今回の場合、商は4で余りは107になります。なので1567日前は4~5年前ということになりました。

「日数/時間」を押す

左上の日数/時間ボタンを押しましょう。1回か2回押すと液晶上部に日数という表示が出ます。

「5」「日数/時間」「15」「-」を押す

「107」「=」を押す

1月28日という答えが出ました。この日付と5月15日の間に1月1日が挟まれていないので、1567日前は2016年の4年前の2012年であることが判明しました。なので、片落としにおける仮の答えは「2012年1月28日」です。
もし、この時11月7日という答えが出たりしたら、2016年の5年前の2011年になります。

2月29日を数える

2012年1月28日から2016年5月15日の間の2月29日(うるう日)の数を数えます。今回の場合、2012年と2016年のうるう日が含まれるので2日間になります。このうるう日が計算に入れらていないので、2016年1月28日の2日後が答えになります。

2012年1月28日の2日後の「2012年1月31日」が答え

この計算はさすがに電卓使う必要ないでしょう。

両入れか片落としか両落としか

なお、日数を数える際には、3通りの数え方があります。電卓にこれを調整できるレバーが付いているので、活用して下さい。
  • 両入れ・・・1月1日から1月3日までの日数を数える時、1, 2, 3日の3日間と考える考え方
  • 片落とし・・・1月1日から1月3日までの日数を数える時、1, 2日(もしくは2, 3日)の2日間と考える考え方
  • 両落とし・・・1月1日から1月3日までの日数を数える時、2日の1日間と考える考え方